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January 28, 2018

拙著では、イノベーションとは、「何らかの新たな取り組み・率先(initiative)により、 何らかの豊益潤福を創造・増進し、 現状を刷新するような社会的変革を生みだすこと」と定義しました。

言い替えれば、どのような革新的技術を用いても、社会変革という結果を伴わなければ、イノベーションとはいえない、ということを述べさせていただきました。というのは、過去、革新的な技術を開発しながら、結果として社会的変革に結びつかなかった事例は多々あるからです。

一方、用いられている技術は、先端というよりも在来技術でありながら、社会的変革を起こした例は多々...

July 30, 2016

GDP(国民総生産)の成長には、いろいろな要因が関与します。

ただ、過去20年、GDPが停滞している国は日本だけであるという事実は、

この国のイノベーションが構造的に停滞していることを示唆していると考えざるを得ません。

このことが拙著を上梓する動機となりました。

最近の経済関係のニュースを見ると、金融・財政政策だけで経済成長を図ろうとすることには無理があると思わざるを得ません。

焦らず、じっくりと、この国の構造を、イノベーションが持続的におきていく構造に変えていかねばなりません。

そのこと以外に「真の成長戦略」はもたらしえないはずです。

June 25, 2016

拙著では、できるだけ事例を交えながら、論旨を展開しようとしましたが、エビデンスとなる資料が不足しているために、所収できなかった事例が沢山あります。

例えば、いま私たちが使っているSuica、Pasmoなどを使った自動改札システム。

そこでは、 電磁誘導による無線電力伝送技術が使われています。

では、そもそも、無線で電力電送するという技術はどのあたりから出てきたのか?そこで、筆者が突き当たった情報が、1950年代東京大学生産技術研究所が宇宙開発研究に取り組んでいたおりに、「 ロケット、衛星等を制御、探索するために無線で電力電送の基本原理が構...

June 22, 2016

ビッグ・データはいま流行っている言葉です。

確かに、ビッグデータを、深層学習など様々な種々の人工知能技術を駆使して利活用することは、情報化社会を越えるビッグバンになる可能性は大いにあります。

但、ビッグデータは、単に蓄積すれば良いのではありません。蓄積される膨大なデータを持続的にかつ責任をもって利活用できること(datability)が重要です。

また、databilityを担う人材が決定的に不足しており、人材育成も急務です。

こうした観点から見て、大阪大学が今年度設立したデータビリティフロンティア機構はまさに時機に適った、素晴らしいイニシ...

June 20, 2016

拙著では、第8章で「使用価値に視座をおいたイノベーション」を皮切りに、第11章、第12章でIoT(Internet of Things)について言及しました。

いま、IoTは大流行語になっていますが、どちらかといえばICT界からの期待で盛り上がっているようです。しかし、Things(モノ)界の方からの情報発信はこれからということになります。

しかし、いままで縁ががなかったThings(モノ)同士がICTで繋がれ、その複数の人工物の連係体としての「ひとまとまりの使用価値」が問われるようになることは、既存の産業や企業の境界を変えてしまうよう...

June 18, 2016

拙著では第11章で、日本のイノベーション活動低迷の原因として、「論点4 :人工物概念の創造活動の低調さ」を指摘しました。

しかし、その担い手となる人材も徐々にではありますが育ち、活躍を始めているようです。

日経新聞記事:起業新世代 世界に挑む(1)トヨタがほれた男

http://www.nikkei.com/paper/article/?ng=DGKKASGH26H1U_W6A520C1EA1000

頼もしい限りです。

こうした人材が、これからもどんどん出てくることを切に祈ります。

June 18, 2016

拙著第12章では、「いつでも、どこでも、だれもが」イノベーションにかかわる時代では、

ー やりながら、対話しながら学べる

ー 着想が技術の持つ社会的意義やその洗剤可能性を想像し理解できる

ー 異分野関係者と協働するための組織構成力がある

など能力が重要で、日本の教育システムは、必ずしも重視されてこなかったのではないか、と懸念を表明しました。

こうした観点からは、日本の大学でリベラル・アーツ(教養教育)が縮小されてきたことは時代に逆行するのではないかと、心配してきました。

しかしです。東京工大がやってくれました。

題して「東京工大立志プロジェクト」

...

June 17, 2016

拙著では、第九章で「社会的イノベーション」を取り上げています。そのなかで、筆者自身が挑戦した社会的イノベーションの事例として「建設技能技術者向け就労管理システムの構築」の取り組みを紹介しています。実は、初稿では、「イノベーションが目論見通り進んでいない、何故なのだろう?」というトーンで書かれていましたが、最終校正の段階で進展を見せ始め、訂正加筆しました。

その原動力は、「共感の拡がり」です。

そのことがうかがえる業界紙記事を見付けました。

建設キャリアアップ・官民連携のシステム開発/客観評価で技能者の処遇改善(2016年6月9日付け日刊建...

June 15, 2016

拙著では、7章でデザインがいかにイノベーションを励起するのかを解説しました。その一つのアプローチとして、デザインに駆動されたイノベーション・アプローチ (design driven innovation)の概念や、その事例を紹介しました。ただ、なかなか日本での分かりやすい例がなく、執筆時に随分思案しました。

6月14日付日経新聞朝刊に、次のような記事が出ていました。

個性的な扇風機 

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO03537270T10C16A6TJH000/

http://www.nikkei.c...

June 12, 2016

医学・工学の大学であるImperial College Londonの副学長を務めている友人から、Imperial CollegeとRoyal College of Arts が教育連携を強めていると自慢げに話していたことを思い出します。

昨日、とある方から教えていただき、その教育連携が大発展を遂げていることを知りました。

http://www.rca.ac.uk/schools/school-of-design/innovation-design-engineering/

http://www.rca.ac.uk/research-in...

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February 28, 2018

January 30, 2018

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