©  by Tomonari Yashiro, The author of Innovation Management : Strategic Thinking for Process and Team Orchestration

February 28, 2018

January 30, 2018

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結果の革新性と手段の革新性

January 28, 2018

拙著では、イノベーションとは、「何らかの新たな取り組み・率先(initiative)により、 何らかの豊益潤福を創造・増進し、 現状を刷新するような社会的変革を生みだすこと」と定義しました。

言い替えれば、どのような革新的技術を用いても、社会変革という結果を伴わなければ、イノベーションとはいえない、ということを述べさせていただきました。というのは、過去、革新的な技術を開発しながら、結果として社会的変革に結びつかなかった事例は多々あるからです。

一方、用いられている技術は、先端というよりも在来技術でありながら、社会的変革を起こした例は多々あります。例えばスマートフォンの普及は、新たなサービスを生み、取引・決済方法を変え、人々の生活様式や思考方法までを大きく変えつつあります。ただ、スマートフォンに搭載されている要素技術は専門家からみれば決して先端ではありません。在来の技術を活用して、人にとって新たな意味をもった人工物をデザインすることに成功しています。

 

こうした観点から見て、まだ時々、イノベーション=新規性のある先端技術の開発 という硬直的な図式での論調やマインドセットが時々見られるのはとても残念です。

 

さまざまな、新たな取り組み・率先(initiative)が、イノベーションのきっかけになる、イノベーションの始まり方は様々である、という幅広の柔軟思考が、この国の政府や企業のリーダーたちにとっての常識となってもらたいと切歯扼腕しています。

 

 

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