©  by Tomonari Yashiro, The author of Innovation Management : Strategic Thinking for Process and Team Orchestration

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連係した複数の人工物の使用価値

June 20, 2016

拙著では、第8章で「使用価値に視座をおいたイノベーション」を皮切りに、第11章、第12章でIoT(Internet of Things)について言及しました。

いま、IoTは大流行語になっていますが、どちらかといえばICT界からの期待で盛り上がっているようです。しかし、Things(モノ)界の方からの情報発信はこれからということになります。

しかし、いままで縁ががなかったThings(モノ)同士がICTで繋がれ、その複数の人工物の連係体としての「ひとまとまりの使用価値」が問われるようになることは、既存の産業や企業の境界を変えてしまうような大きな意味を持っているということに、私たちは気づき、課題を特定し、その課題に取り組んでいかねばなりません。

 

それらの課題については馬場博幸さんたちが整理し、Internet Engineering Task Force (IETF)横浜会議で世界に向けて発表しています。

H. Baba, Y. Ishida, T. Amatsu, K. Kunitake, K. Maeda, Problems in and among industries for the prompt realization of IoT、IEFT Internet-Drafts (I-Ds) on Internet of Things

https://tools.ietf.org/html/draft-baba-iot-problems-00

その日本語訳は下記からダウンロードできます。

馬場博幸, 石田慶樹, 天津孝之, 國武功一, 前田薫, IoT 早期実現に関する業界内、及び、業界間の問題

http://yashirolab.iis.u-tokyo.ac.jp/files/draft-baba-iot-problems-00-jp.pdf

 

ここで馬場さんたちは、課題群を次の6グループに分類しています。

①セキュリティの確保

②取得したデータに関するプライバシー

③障害(故障)切り分け

④オープン化

⑤協調、そして、戦略の大幅な変更

⑥データ開示の副作用や悪意の問題

 

馬場さんたちの上記のproblem statementはIETFでも評価いただいているようです。

拙著12章で述べたように、システムのシステム(System of systems)の議論のイニシアチブをとっていくことは重要です。ここで挙がった課題について、日本がデファクト・スタンダード作りの牽引車になれるよう、馬場さんたちのお仕事を私もお手伝いしたいと思っています。

 

 

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